未経験からデザイナーになる勇気をくれた一冊のご紹介

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こんにちは。デザイナーのしんはるみです。

今回は、私が未経験で知識ゼロだったところから、デザイナーを目指すきっかけになった一冊の本のご紹介です。

その本がこちら:

「センスは知識からはじまる」

この本に出会って、私の人生は転機を迎え、自分らしい人生を送ることができていると言っても過言ではありません。

本当に感謝してもしきれない一冊です。

一体どんな本なのか?

早速、ご覧ください!

 

著者の水野 学さんってどんなひと?

『センスは知識からはじまる』の著者は、水野学(みずのまなぶ)さん。多摩美術大学卒で、good design companyの代表取締役です。現在、慶應義塾大学特別招聘准教授でもいらっしゃいます。

関わった仕事は、NTTドコモの「iD」、ゆるキャラの「くまモン」やオンワード樫山「23区」、ユニクロ「UT」などなど多数。

クリエイティブの中心で、「水野さんみたいにセンスがあれば…」と周りに言われ続ける彼が、「センス」とは何なのか、どうすればセンスがよくなるのか、を丁寧に解説してくれる、そんな本です。

 

「センス」の定義。「センスが良い」とは何か?

水野さんは本書の序盤で、センスをこのように定義されてました。

「センスとは数字で測ることができないもの」であり、
「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である。

 

と。なるほど。

おしゃれも、かっこいいも、かわいいも、数値化できるものではありません。

「センスのいい会社」というのは単純に業績や売り上げなどで数値化できるものでもありませんよね。

センスというのものが数値化できないものであるからこそ、

「センスは特別な人にだけ生まれつき備わっているものだ。」
「天から降ってくる閃きのようなものだ。」

と誤解する人が多いのだと水野さんは語ります。

そしてこういいます。

「センスは特別なものではなく、あなたの中にもあるのだ。」

問題はどう育てていくかであり、方法を知って、やるべきことをやり、必要な時間をかければ誰にでも手に入ると仰います。

大変勇気づけられる言葉ですよね。

ではどのようにセンスを磨けば良いのでしょうか?

 

「センスとは知識の集積である。」

数値化できないセンスを掴むためには「まず普通を知ることが大切だ」と仰っています。

普通とは、「いいもの」がわかるということ。
普通とは、「悪いもの」もわかるということ。
その両方を知った上で「一番真ん中」がわかるということです。

いろんな分野を、固定概念に縛られず、知っておくべきだそうです。

つまり、知識を蓄えておくことが、センスのよさを生み出す源泉になるということです。

「センスとは知識の集積である。」

膨大な知識を蓄積し、それらを駆使してロジカルに導き出される最適化の過程こそが、センスのよさが発揮される過程なのだそうです。

厳しい言い方をすると、「自分にはセンスがないから」とか、「あの人はセンスがいいから」というのは実は言い訳で

自分にセンスがないと感じるならば、それは才能ではなく、知識が不足しているということ。

逆に言えば知識を常に吸収し続ければ、自ずとセンスは磨かれていく、ということになります。

 

あなたにもできるセンスの磨き方

では、センスを磨く、もとい、知識を増やすためにはどうすればいいのか。

簡単にまとめると以下の3段階のアプローチを意識するといいそうです。

・王道から解いていく
・今、流行しているものを知る
・「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる

この3段階だそうです。

上記のプロセスを本書では様々な例を交えながら丁寧に説明されていました。

ぜひ実際に読んでみてください。必ず新しい発見があることでしょう。

 

本書に感化されてデザイナーになる道を選んだと言っても過言ではない

いかがでしたでしょうか?

自分のしたいこともわからず、得意なこともない。センスもない。でも手に職をつけたい。何から手をつけたらいいかわからない状態だった当時の私。
そんな時に知人のおすすめでこの本に出会い、進むべき方向の糸口を見つけられました。

本当に今でも、この本をお勧めしてくださった方には大変感謝しております。

私の運命を変えた一冊のご紹介でした。

デザイナーになる!と決めてから当時自信満々に作り始めたものも今振り返ると本当に恐ろしいほど知識に欠けていて、

数年たった今、更に水野さんのおっしゃる「センスは知識の集積である」という言葉が身に染みています。

(本当に恐ろしい…ださすぎて…笑)

逆に言えば、絵も書けない、センスの欠片もなかった私が、知識をつけ続けることで、とりあえずここまではセンスを磨き、成長できたということ。

そしてそれはこれからも同じ。

数年後のわたしも今の私のデザインを見て、きっと「ぜんぜん知識足りてなかったな〜」と思うことでしょう。

まだまだデザイナーとしての人生も始まったばかり。これからも常に成長し続けるために努力を惜しまず知識を吸収し続けたいです。

 

下記リンクから『センスは知識からはじまる』を購入できますので、ぜひ読んでみてください。

Kindle版の方が少し安く読めますので、おすすめです。

今回の記事がすこしでもお役に立てれば幸いです。

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Designer
申 晴 (しん はるみ)
2018年よりグラフィックデザイナーとして活動。27歳。1歳7ヶ月になる娘がいる。
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